逆ストライプの謎


       日本製のネクタイのストライプは 「」 の形に右肩から左下へ流れるが

   何故

          欧米から輸入されたネクタイは「」に左肩から右下に逆になるのでしょうか

     以前産経新聞に掲載された未解決の素朴な疑問にお答え致します。


裁断の現場から日本と西欧の違いを明確に解明する。
ネクタイは大剣、中ハギ、小剣の三つの布を繋いで作られております。

        ネクタイを締めやすくすめ為に伸び縮みするように、斜めに型紙の縁取りを書いて裁断致します。
        生地はその性質上、タテとヨコには伸びませんが、斜め【バイヤス】方向には伸び縮み致します。

西欧での生地の裁断方法

 1.西欧では巻いてある反物を右にして
     左に開いてネクタイの型紙を当てます。

 2.左から右へ筆を運ぶ横文字圏内の
     西欧の現場では、その習性から反物を
     右にして左から右へ描いていきます。

 3.西欧では木を切る場合、鋸を押して
切ります。

    4.大量に生産する場合でも重ねた生地に
      同様に型紙を当てて線引きご裁断する

ロ.右に反物を、左に反物を開いて書いていく
ロ.をタテ方向から眺めると「」に縞が逆に流れる
  
  結果 東洋の漢字圏の習慣と横文字圏の文化の違いから、ストライプの流れが逆になります。

     両者が反物の右上、左上に中ハギと小剣の型紙を当てるのは、貴重な生地の節約によります。

      逆ストライプのネクタイは高価な輸入品をイメージ致しますが、型紙を裏返せば日本でも製造は
      簡単に出来ます。
  

上記の違いから派生するいろいろな疑問点
  日本の絵画に見られる雨の形は「/」が多いですが、泰西名画では何故「\」が多いのでしょうか。
  日本人の多くの人には 逆ストライプにイライラの抵抗感を覚えるそうですが、みなさん如何でしょうか。
  西欧の人々には東洋のストライプはどのように感ぜられる事でしょうか。お聞きしてみたいものです。
  人物や静物を描く場合、特に人の顔の左側を描くことが多いと考えますが如何でしょう。
  世界に勇名を馳せる日本の右開きのイラストや漫画は、左開きの西欧にそのまヽコピーして発行は出来ません。
  西欧では左から読み書きし、東洋では右から左へ読み書きする問題は、文字の紀元から解きほぐすことヽなり
  社会学の専門家に、また左脳と右脳の働きなどは医学の専門家などに委ねる今後の問題になると思われます。